廬山寺(ろざんじ)は、京都市上京区にある寺院です。本尊は阿弥陀如来です。
平安時代の作家・紫式部の邸宅跡として知られており、この地で『源氏物語』を執筆したと云われています。昭和40年に境内に紫式部の石碑が建てられるとともに、「源氏庭」が整備されました。平安時代の庭園を表現しており、白砂と苔の雅な庭です。源氏物語にも登場する桔梗が植えられており、6月~9月末まで星形の美しい花を咲かせます。
節分の季節には「鬼おどり」が行われます。護摩供の妨げをする赤青黒の鬼が登場し、餅や豆を投げて追い払い厄除けや開運を祈願します。
写経体験を行っており、参拝者は気軽に参加できます。また、疫病退散・盗難厄除などのご利益のある護符やお守り、ご本尊や紫式部にまつわる御朱印を授かることができます。バス停「府立医大病院前」から徒歩3分、最寄り駅の「出町柳駅」からは徒歩15分ほどです。周辺には京都御苑や鴨川デルタなど観光スポットがたくさんあります。