六角堂は京都市中京区六角通にある天台宗の寺院で、正式名称を「頂法寺(ちょうほうじ)」といいます。用明天皇2年(587)に聖徳太子が創建したと伝えられており、華道家元池坊が住職を務めることから、いけばな発祥の地としても知られています。
本堂である六角堂は、名前の通り美しい六角形の建築で京都市指定有形文化財に指定されています。本尊は聖徳太子の稔持仏とされる如意輪観音坐像。境内には浄土真宗の開祖とされる親鸞の像を二体安置しています。「いけばな資料館」には花器、いけばなの絵図などが展示されており、いけばなの歴史に触れることができます。
納経所・お茶所では六角堂にちなんだお守りやグッズを取り扱っており、参拝の記念におすすめです。また、六角堂オリジナルの御朱印帳もあります。境内には聖徳太子が身を清めたとされる「聖徳太子沐浴の古跡」や、願うと良縁に恵まれると云われる「縁結びの六角柳」など、見どころがたくさんあります。最寄り駅の「烏丸御池駅」から徒歩3分、「烏丸駅」から徒歩5分です。