相国寺(しょうこくじ)は、京都市上京区相国寺門前町にある寺院です。臨済宗相国寺派の大本山で、京都五山の第二位の名刹です。十四世紀末、室町幕府の大三代将軍・足利義満によって創建されましたが、時代の動乱に巻き込まれ幾度も焼失を再建が繰り返され、1605年に再建されたのが今の相国寺です。
入口である総門をまっすぐ歩くと左手に見える法堂は、現存する最古の法堂建築です。天井には狩野派の絵師・狩野光信作の龍が描かれ、手をたたくと龍の鳴き声のように反響することから「鳴き龍」と呼ばれています。法堂の北側にある承天閣美術館は、国宝5点、100を超える重要文化財を収蔵しています。定期的に企画展を行っているほか、常設展では伊藤若冲、円山応挙、長谷川等伯など日本を代表する画家の作品が展示されています。月2回ほど坐禅会を行っており、初めての方でも気軽に参加でき、相国寺の教えやゆかりのある人物が描かれた御朱印を授かることができます。バス停「烏丸今出川」から徒歩5分、電車でのアクセスは「今出川駅」から徒歩5分ほどです。境内に駐車場はないので、車でのアクセスの際は近隣の有料駐車場を利用しましょう。