蓮華寺は京都市左京区にある天台宗の寺院です。以前は七条通にあったが応仁の乱により荒廃してしまい、寛文2年(1662)に加賀前田藩の今枝近義が父を弔うため今の地に再建しました。本尊は釈迦如来像です。高野川の水を活かした池のある庭園は、茶道や庭園設計にも精通した武将・石川丈山作と伝えられています。小さな寺院ですが京の歴史と美しい自然を感じられる場所です。四季折々で変化するお堂から眺めるその美しい景観は、柱を額縁のように見立てて庭園を眺めるとより一層美しく感じることができます。
参道には石仏が並んでいます。市電「河原町線」の敷設工事の際発掘されたもので、その数は、約3,000体にものぼります。
珍しい形をしている石灯籠は「蓮華寺型石灯籠」と呼ばれ、こちらも見どころの一つです。蓮華寺へは、バス停「三宅八幡」から徒歩5分ほど、「三宅八幡駅」からは徒歩7分ほどで行くことができます。