東福寺は京都市東山区にある寺院で、臨済宗東福寺派の大本山です。京都五山の第四位の禅寺として栄え、かつての繁栄を今も感じることができます。
入口の大きな三門と抜けると、さらに大きな本堂が見えます。昭和9年築に再建されたもので、天井には京都出身の日本画家・堂本印象の蒼龍図が描かれています。本堂裏手の渓谷・洗玉澗に架けられた「通天橋」からは渓谷の楓の木々を眺めることができ、秋は鮮やかな紅葉に彩られ洗玉澗を渡る手前にある方丈は、禅寺における僧侶の住居であり、美しい枯山水の庭園は国指定名勝に登録されています。
通天橋を渡った先、境内の最も高い場所に開山堂があり、開山堂上部には阿弥陀如来立像、布袋和尚坐像、薬師如来坐像が祀られています。坐禅会や法話が定期的に開催され、臨済宗の教えに触れることができます。
バス停「東福寺」から5分、電車でのアクセスは「東福寺駅」「鳥羽街道駅」から徒歩10分ほどで、境内には無料の駐車場があります。