城南宮は京都市伏見区にある神社です。延暦13年(西暦794年)の平安遷都の際に創建され、名前は城(平安京)の南にある宮に由来します。
美しい庭園「神苑」はいくつかのエリアで構成され、ツバキや枝垂れ梅、ツツジなど春の草木が彩る「春の山」エリア、平安貴族の邸宅をイメージした「平安の庭」など、それぞれ異なる美しさが魅力です。
城南宮ではさまざまなご祈祷やお祓いを行っています。6月には茅の輪をくぐることで心身を清め無病息災を祈る「茅の輪くぐり」、翌月には全国的にも珍しい車の茅の輪くぐりが行われ、交通安全祈願のため多くの人が訪れるほか、建築の安全を祈願する「地鎮祭」も行われます。
一年の季節ごとに行われる行事も見どころのひとつです。毎年4月には、平安貴族の衣装を着た歌人が歌をしたため舞を披露する「曲水の宴」が行われ、京都らしい雅な雰囲気を味わえます。
境内では家内安全・無病息災・学業成就などさまざまなお守りを授かることができます。また、御神紋が描かれた御朱印や切り絵で作られた御朱印なども人気です。