法輪寺は、京都市西京区嵐山虚空蔵山町にある真言宗五智教団の寺院です。
和銅6年(713年)に、元明天皇の命により仏教僧・行基が創建したのがはじまりとされています。
ご本尊である虚空菩薩は「枕草子」や「今昔物語」にも登場し、芸事や知恵のご利益があるとして信仰されてきました。境内にある電電宮(でんでんぐう)は電気・電波事業者の発展と安全を祈願する場所であり、多くの電気・電波事業者が足を運びます。
境内では3月から5月にかけて「春の十三まいり」が行われます。数え年で十三歳になった男女が虚空菩薩から知恵を授かり、幸福な人生を送れるよう祈願する通過儀礼です。毎年2月と12月に行われる「針供養」は、皇室で使用された針を供養する目的で始まったとされています。法要の執り行われる当日に、一生懸命働いてくれた針を持っていき、供養してもらうことができます。バスでのアクセスは「嵐山公園」から徒歩4分ほど、電車でのアクセスは「嵐山駅」から徒歩10分ほどです。