妙覚寺は京都市上京区にある寺院で、日蓮宗の本山です。室町時代の永和4年(1378)に四条大宮に創建され、のちの天正11年(1583)に豊臣秀吉の命により現在の地へ移転されました。
足利義輝、織田信長、伊達政宗など、さまざまな人物の宿として使用され、千利休の茶会も開かれた歴史を持ちます。織田信長のイメージが強い本能寺ですが、実は泊まったのは3回ほどで、20数回の京の滞在のうち18回を、ここ妙覚寺で過ごしたとされています。入口となる大門を抜け、石畳を歩いていくと本堂が見え、威厳のある風格は京の歴史を感じさせます。秋には紅葉が境内を彩り、夜間のライトアップでは仏閣ともみじが作り出す幻想的な雰囲気が魅力的です。
バスでのアクセスは「天神公園前」から徒歩5分、電車でのアクセスは「鞍馬口駅」から徒歩10分ほどで行くことができます。