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2023年05月12日 エアライン豆知識

飛行機の座席はどこがいいのか。窓側、通路側、前方後方など座席ごとの特徴を解説

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飛行機の座席は同じ料金でも、位置によって快適さは変わります。この記事では、座席の選び方や知っておきたい注意点をご紹介します!

飛行機の座席は予約時の指定がオススメ

国内線のフライト時間は1~5時間ほど、国際線では10時間を超えるフライトもあります。

快適な席がいいけど、ビジネスクラスは高い。そんな方は事前の座席指定がおすすめ!

同じ料金の席でも座席の快適さ、メリット・デメリットは異なります。また、座席指定をしていないと複数人での旅行なのに席がバラバラ、なんてことになりかねません。

それぞれの座席について把握し、自身の要望に合った座席を選びましょう。

 

ゆったり過ごせる「窓側」移動がラクな「通路側」

窓側のメリット・デメリット

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窓側のメリットは外の景色が見えること。離陸時の数十トンの重さの機体が持ち上がって空へ向かっていく姿は何度見ても迫力があります。

夜間のフライトで見下ろす都市の美しい夜景は飛行機でしか味わえない体験。「今は日本のどこを飛んでいるのかな」と考えながら過ごすのも飛行機の楽しみ方のひとつです。

また、定期的に客室乗務員や乗客が通る通路から離れているので、静かに寝たい人、ゆっくり本を読みたい人などにもおすすめです。

窓側のデメリットは通路に出づらいこと。トイレに行ったり、上部の棚から荷物を取り出すときに通路側の人に一声かけたりと手間があります。

通路側の人が熟睡しているとなかなか声をかけづらいもの。

そういった気疲れを避けたい方やトイレが近い方は、フライト中に必要な荷物はすべて座席下の荷物に移しておく、事前にトイレを済ませておくなど対策しておきましょう。

通路側のメリット・デメリット

通路側のメリットは通路に出やすいこと。荷物の出し入れやトイレに行くときもスムーズです。また、客室乗務員に声をかけやすいのも通路側ならでは。

通路側のデメリットは窓が遠いことですね。いざ景色を見ようとしても窓側の人が窓を閉めてしまっていて見られないことも。また、人が通る気配や音が気になる方は落ち着かないという人もいます。

 

便利な「前方」安定性の「中列」混雑しにくい「後方」

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前方のメリット・デメリット

前方の席のメリットは出入口から近いため搭乗・降機がとてもスムーズなこと。

とくに、入国審査で並ぶことの多い国際線搭乗時や、乗り換えを控えている場合には前方の座席がおすすめです。また、エンジンの音が比較的小さいのも特徴です。

ただし、前方の席はファーストクラスやビジネス・プレミアムクラスなどがほとんどのため、通常の席よりも割高になる場合が多くなっています。

 

中列のメリット・デメリット

真ん中あたりの座席は、主翼の付け根に近いので揺れが少ないのがメリット。酔いやすい人や揺れが怖い人は真ん中あたりの席がおすすめです。

デメリットは景色が見えないこと。窓際の席でも主翼が邪魔して景色を楽しめないことがあります。

 

後方のメリット・デメリット

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後方の席メリットは、座席は基本的に前から埋まっていくので空いていること。団体やファミリーでまとまって席を確保したい方におすすめです。

デメリットは乗り降りに時間がかかること。とくに降りるときは一番最後になるので、サッと降りて手続きを済ませたい人は前方席を選びましょう。

 

選び方③ 上級者向け!? ちょっと特殊な座席

快適だけど要注意!非常口座席

中列にある非常口座席。非常用の設備が設置されている関係でスペースが広くなっています。足を伸ばして座れる、窓側でも隣の人を起こさず通路に出られるなどのメリットがあります。

デメリットは荷物を置くスペースが少ないこと。非常口座席では座席の下に荷物を置けません。すべて上部の棚にしまわなくてはいけないので、フライト中に必要なものを選んでシートのポケットに入れておきましょう。

また、非常口席に座る乗客は緊急時には客室乗務員を補佐し、ドアの開閉や他の乗客の脱出の補助を行う義務を負います。このため、15歳未満の乗客や、小さな子どもを同伴した乗客の着席は認められていません。

 

気をつかわなくていい!後ろが壁の座席

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後ろが壁やギャレー(キッチン)、トイレになっている席は、気兼ねなくリクライニングできるのがメリット。とくに最後列は主翼から最も遠い、絶好の撮影スポットです。眼下に広がる街並みや、普段見られない雲の上など、存分に撮影できるでしょう。

ただし、リクライニングの幅が比較的小さいので、「倒したいだけ倒す」というわけにはいきません。また、座席によってはリクライニングが全くできない場合もあるので、指定時に確認しておきましょう。

 

選び方④ ちょっぴり贅沢「プレミアムエコノミー」という選択肢

快適な空の旅のために、「プレミアムエコノミー」を選ぶという手もあります。これは、近年国際線に登場した「エコノミー+α」のサービスを提供してくれるものです。

シート幅やシートピッチが広く、快適性が高いのが最大のメリット。航空会社によって異なりますが、専用ラウンジの利用、手荷物の優先ピックアップ、機内食のグレードアップ、ウェルカムドリンクの提供など、さまざまなサービスが受けられます。

価格はエコノミークラスの2倍以上ですが、ビジネスクラスよりはリーズナブル。ちょっぴり贅沢をしたいときは、プレミアムエコノミーも選択肢の一つになりそうです。

 

ここに注意!座席指定のポイント

指定できる座席がないときは?

座席指定は基本的に「早い者勝ち」。予約と同時に指定を済ませておくのがベストです。

ただ、予約時に全ての座席が選択可能というわけではありません。旅行代理店や航空会社が、当日予約客やツアー客などのためにキープしている席があるためです。

タイミングによっては指定できる座席がないことも。このような場合は、搭乗日前日や当日に、搭乗便を運航する航空会社のウェブサイトでもう一度座席指定にトライしてみましょう。

たとえばANA(全日空)の場合、「ANA FLEX」で購入した人は搭乗日2日前の正午から、「ANA VALUE」「ANA SUPER VALUE」は搭乗前日午前0時に、選択できる座席が増えるしくみになっています。

それでも希望する席が選択できなければ、早めに空港に赴き、チェックインカウンターで相談してみましょう。

 

LCCは注意!座席指定は原則有料

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サービスを最小限にすることで低価格を実現しているLCC(格安航空会社)の場合、座席指定も基本的に有料です。選び方によっては基本プランからかなり料金がアップするため、注意が必要です。

LCCのメリットである「運賃の安さ」を追求するなら、あえて座席指定を行わずに搭乗したほうが良いかもしれません。

 

機材変更で席が変わる可能性も

搭乗予定の機材が変更になった場合は、事前に座席指定をしていても、座席番号が変わる場合があります。通常は変更後も座席の属性が変わらないよう配慮されますが、それが不可能なケースも。その際は航空会社から連絡が来るので、案内に従って再度座席指定を行いましょう。

 

まとめ

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せっかくのフライトは、できるだけ心地よく過ごしたいもの。「他の乗客に気を使いたくない」「景色を楽しみたい」「スムーズに乗降したい」など、座席に求めるものは人それぞれです。

ここまで紹介してきた、座席の選び方や注意点を踏まえて、自分に合った座席で空の旅を楽しんでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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