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2015年03月19日 ご当地B級グルメ・郷土料理

福井県発! ソースカツ丼&越前そば

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日本海に面した福井県では、越前ガニや若狭フグ、サバなどの魚介類が豊富なイメージがありますが、福井のグルメはそれだけではありません、実は全国的な知名度も誇る料理なども福井発祥だったりするのです。今回は「ソースカツ丼」と「越前おろしそば」を紹介します。

福井でカツ丼といえばソースカツ丼のこと!

全国的にカツ丼といえば、衣を付けて揚げた豚肉を、ダシ汁で煮て卵などでとじたものですが、ここ福井県では、カツ丼=ソースカツ丼のこと。ご当地B級グルメというにははばかれる大正時代に発案された、郷土料理の域にも入る福井県民に愛されている丼なのです。

ドイツで料理を学んだ福井出身の高畠増太郎氏が、ドイツ仕込みのウスターソースを何とか料理に生かせないかと苦心の末に辿りついたのがソースカツ丼。1913(大正2)年に、現在の東京新宿区で提供したことに始まりますが、その後の関東大震災の影響で郷里の福井に戻り、1924(大正13)年に「ヨーロッパ軒」を創業して、市民権を獲得していくことになります。

薄くスライスした豚肉にパン粉を付けてカラリと揚げ、各種スパイスがブレンドされたウスターソースベースのタレに浸し、タレをまぶしたごはんの上に乗せて作られるソースカツ丼。ジューシーな肉の旨みと、それを引き立てるソースの味が一体となり、シンプルな作りながら、飽きのこないおいしさが人気の秘密です。

大根おろしをたっぷり使った越前おろしそば

福井県産のソバを使い、たっぷりの大根おろしとカツオ節、青ネギ、海苔などがのり、そこにつゆをかけるぶっかけスタイルの「越前おろしそば」。最近では、そばをつゆに付けて食べるもりそばスタイルで提供される店もありますが、本流はあくまで“ぶっかけ”。茹で立てのそばを素早く冷水で〆て提供され、醤油をベースにカツオやイワシ、サバなどからとられたダシがブレンドされたそばつゆに、大根の風味豊かな辛みが加わり、そばのおいしさを引き立てます。

その起源は、江戸時代まで遡り、時の領主、朝倉孝景が非常食としてそばの栽培を命じたのが始まりだとか。とくに福井市や越前市、大野市などの嶺北地方での知名度が高いですが、福井県全域で食べられている郷土料理です。

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