昭和32年に仙台飛行場として開港し、空路拡大に伴い昭和39年に仙台空港へと改称されました。その後滑走路延長やターミナル新設により定期路線が拡大され、現在は札幌・成田・名古屋・関西・福岡・沖縄など国内の主要空港へと就航しています。国際路線運用に至るまでは、ジェット機運用や滑走路の延長を経て平成2年にはグアム・ソウル便が就航されたことにより、東北地方初の国際空港としての運用が始まりました。そして、東日本大震災が発生した際にはターミナルビル1階や航空機などを中心に甚大な被害を受けましたが、わずか1ヵ月で臨時便の就航まで復旧。震災から1年経った平成24年には民営化され「仙台国際空港」として再スタートがなされています。

1995年に起きた阪神淡路大震災の復興事業及び防災拠点として建設計画がなされ、関西における第三空港として神戸市沖合の島に開港(2006年)されました。空港は「マリンエア」の愛称で呼ばれ、国内線専用空港として運用されており、利用客数は年間約300万人に上ります。また、2030年を目途に国際線定期便の就航を目指しており、主に近隣アジア方面への航路が増便される計画となっています。関西の主要都市として発展している神戸市中心部へのアクセスが容易な点も大きな特徴で、三宮~神戸空港間の所要時間は電車で約18分でアクセスすることが可能です。大阪の2空港と比較すると規模は小さな空港ではありつつ、主要駅からのアクセスの良さは神戸空港の大きな魅力となっています。