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メガネ岩は、東京都三宅島の阿古地区にあり、南西海岸の沿岸部に位置しています。その名の通りメガネの形をした岩ですが、昭和37年の噴火による地震で、メガネの片方が壊れてしまいました。現在ではレンズの片方がないようなメガネ岩となっています。溶岩流が浸食してできたため、奇岩とも呼ばれています。一度目にすれば決して忘れないかもしれません。しかし、三宅島はダイバーの名所ともいえ、各種ダイビングツアーなども実施されています。メガネ岩付近も、たくさんのダイバーが訪れ、海の豊かさを実感しているようです。魚影が濃いとの評判もあり、地形とともに海の生き物の多彩さ等を堪能できるでしょう。

伊豆岬灯台は、東京都三宅島の北西部に位置し、観光スポットとして有名です。明治42年（1909年）に建築され、三宅島のみでなく伊豆諸島全体を含め、初めて灯を点した灯台となっています。背後には青々とした海が広がり、灯台らしく見晴らしの良い所に建てられています。しかも鮮やかな白い建物でもあり、遠くから見てもすぐに分かるでしょう。とりわけ、夕方からの光景が好評であり、飛び立つ鳥やきらめく星々は一度見てしまったら、決して忘れられないかもしれません。灯台の中には人は入れますが、無人灯台でもあります。なお、灯台近くにはベンチもあり、座りながらゆっくり海を眺めることができ、こちらも評判を呼んでいるようです。

椎取神社は、東京都三宅島の北東部に位置し、日本ばかりでなく世界的にも有名なジオスポットと言われています。山々の麓にポツンと建っている鳥居の姿が非常に神秘的でもあるでしょう。それを証するかのように、神話の舞台でもあり、日本神話の事代主命が三宅島へ訪れた際、最初に立ち寄ったところが椎取神社の場所であるとのことです。しかし、2000年に三宅島が噴火した際、椎取神社の鳥居等が灰に埋まってしまいました。また、背後の木々も白色化し、現在でも緑の葉が生えてこない状態です。けれども、島民が帰島した後、新しい鳥居が建立されました。それだけ三宅島にとって大事な神社であり、三宅島を代表するような観光スポットでもあるのでしょう。

Photo by monoprixgourmet

御祭神社・満願寺は、三宅島の北西に位置し、少し山側に入ったところにあります。椎の原生林の中にあり、鳥居の奥にお寺があります。かつて日本では神仏習合が行われ、神道も仏教も同時に拝まれていました。御祭神社・満願寺を見ると、そういう神仏習合の面影を感じられるかもしれません。また、椎の原生林では、国の絶滅危惧種に指定されているモスケミソサザイが見られることでも知られています。そのほか、アカコッコやタネコマドリあるいはイイジマムシクイ等、バードウォッチングのスポットとしても有名です。なお、モスケミソサザイは伊豆諸島にしか生息しない鳥と言われています。さらに、御祭神社・満願寺では毎年神楽が行われ、世界的に珍しい神事であるとされています。

長太郎池海水浴場は、三宅島の南東部に位置し、その名の通り、シーズンには数多くの海水浴客が訪れます。特徴は、岩に囲まれた自然のプールのようになっていることです。温泉の中にも海上で海に囲まれたところがありますが、それに似たような感じでしょう。フィッシュウォッチングを楽しむこともでき、あるいは、スノーケリングでも豊かな海の眺めを堪能できるでしょう。また、観光スポットでもあるため、長太郎池海水浴場の近くにはトイレやシャワー施設も完備されています。しかし、携帯電話の電波が届かないため、その点については注意が必要でしょう。なお、海開きとなれば、ライフセーバーが常駐しています。また、地形的に満潮時には気をつけるべきと言われています。

新鼻新山は三宅島の南西部に位置し、観光スポットしても有名です。昭和58年（1983年）に海底爆発が起こり、それによってできた山であり、一夜にして出現したため、人々を驚かせたようです。山と呼ばれていますが、標高はそれ程でもないようです。しかし、絶壁のような形をし、しかも山肌が赤と黒で彩られ、岩がそのまま地面に突き出した感じです。人によっては日本とは思えないと感じたり、あるいは、地球じゃないと思ったりする人もいるようです。海岸に出現した山であるため、周囲は磯釣りスポットでも有名なようです。ただし、案内標識などがなく、しかも道路から茂みを越えなければたどり着けないようです。訪れる前には、行き方をしっかりチェックしておくべきでしょう。